学習効果を高める上で、学習環境を整えることは重要です。しかし、学習環境というと、学校や塾だけを思い浮かべるかもしれません。実は、家や子ども部屋の環境も、子どもの学習効果に大きく影響を与えています。
例えば、東大や難関大学に入る子どもの多くが、リビングで学習しているという話を聞いたことがあるでしょうか?
一般的に、そのような大学に入る子供は、自分の部屋でひたすら勉強しているというイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、実際には自分の部屋でひたすら勉強するというより、リビングで勉強していることが多いのです。これは、家族のぬくもりを感じられるような空間にいる方がリラックスでき、学習効果が高まるからです。

もちろん、自分の部屋で勉強する時間も必要です。その場合、例えば窓がなく、日光がほとんど入ってこない部屋だと、生体リズムが狂い、学習効果も低下してしまいます。
また、部屋に西日が強く差し込むような部屋でも、子供は退廃的になってしまい、勉強しなくなります。理想的には、朝、東からの日光が十分に入る部屋が望ましいです。

部屋のドアを開けたときに、ベッドが最初に視界に入ってくるような位置にあると、子どもは部屋に入ってすぐにベッドに向かう習慣ができ、机に向かうことが難しくなります。
温熱環境も非常に重要です。夏は暑いためクーラーが必須ですが、クーラーには換気機能がないため、ずっと閉めっぱなしで使っていると部屋の空気が汚れ、集中力が低下します。暑くても、定期的に換気しながらクーラーを使用することが必要です。
冬の寒さも学習の妨げになります。底冷えする環境は最も良くありません。かといって、暖房で空気だけを温めても理想的な環境にはなりません。「頭寒足熱」が最も集中できます。そのためには、足元が冷えないようにカーペットを敷いたり、足元用のヒーターを置いたり、あるいは床暖房を使うのがベストです。

もちろん、住宅の性能、断熱性、気密性によって、どの程度対策が必要かは変わってくるため、一概にこれだけ必要とは言えませんが、寒すぎないように整えることが必要です。
