公益財団法人「生命保険文化センター」が
全国60歳以上の男女約2000人を調査したデータによれば、人生全般に関して後悔していることは、
第1位:「もっと学べばよかった」
第2位:「もっと貯蓄を行えばよかった」
第3位:「もっと運動をしておけばよかった」
第4位:「もっと家族の時間を大切にしておけばよかった」
第5位:「もっと生活習慣を見直せばよかった」
とのことです。「もっと学べばよかった」に対して
「そう思う」「まあそう思う」と答えた人が
計57・1%と、半分以上の人が学びに対して後悔しています。
さらに、何かしら後悔している事柄がある人に
「どれか一つをやり直せるとしたら」という質問に対しても、
「学び」を選んだ人が24.7%で第1位となっています。
「もっと学べばよかった」と後悔し、「学び直したい」と望んでいる人が多数を占めているのです。
社会人になって働いたり、家族が増えれば、
必然的に学べる時間は減っていきます。
その時初めて、若い時に学べるだけ学べば良かった、
と後悔してしまうのではないでしょうか。
だからといって、学生のときに自分で
学生の(時間の)価値に気付くことは難しいと思います。だからこそ、
大人が子どもに誘導してあげること(学ぶ環境を提供してあげること)が必要です。
ちなみに、ブロニー・ウェアの『死ぬ瞬間の5つの後悔』によれば、
人間が死ぬ間際に後悔することは、
1.自分に正直な人生を生きればよかった
2.働きすぎなければよかった
3.思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
4.友人と連絡を取り続ければよかった
5.幸せをあきらめなければよかった
だそうです。
最初に紹介した後悔は、60歳以上の男女の後悔とはいえ、
上記に比べると、まだまだ現実的なことのように感じます。
本当に後悔しない人生を生きるためにも、
死ぬ間際の後悔5つについても、深く考えてみたいものです。