中学・高校の数学を学ぶ上で、ポイントは算数の力をつけていたかどうか、です。
私の経験上、算数の力をもっと伸ばしておけば、
数学ももっと出来るようになるのに、
と思うことが少なくありません。
数学が苦手な人というのは、往々にして
算数の力がついていないまま
数学の難解な計算式や概念を学ぶために
意味不明になってしまうのだと思われます。
かといって、学校の数学の授業で算数の授業は、行われません。
だから、ますます分からなくなって嫌になる、
という悪循環に陥ってしまうのです。
逆に数学の苦手な人や、なかなか伸びない人は、
算数の力を鍛えることによって、
数学の力を伸ばすことが十分可能なのです。
下のグラフは、ニフティによる1500人以上の
学生を対象にした苦手科目のアンケートデータです。
小学生の苦手な教科
中学生の苦手な教科
小学生の苦手な教科は「算数」が1位で47%、
中学生の苦手な教科は「数学」が1位で45%となっており、
半数近くが苦手意識をもっているのです。
これは算数の苦手な人が、そのまま数学も
苦手になっていると考えられます。
逆に言えば、算数の力を鍛えれば、数学の力も伸び、
全体の半数近くの人に差をつけることができると言えます。