例えば、「次の図形の斜線部分の面積を求めなさい」という問題に対して、何通りの解法が思い浮かぶでしょうか?
一番浮かびやすいのは、全体の四角形から周りの3つの三角形の面積を引く、というやり方かもしれません。
では、それ以外の方法は考えられるでしょうか?
次の式で、どのように求めているか分かるでしょうか?
そうです、これは下図の青色の四角形BEDF(=三角形BDE+三角形BDF)から、三角形DEFの面積を引いているのです。
この解法がぱっと浮かぶためには、四角形BEDF=三角形BDE+三角形BDFであり、三角形BDFがDFを底辺、ABを高さとした三角形であるという、図形を見抜く力と理解力が求められます。
また、次のような解法もあります。
このように単純に見える問題でも、様々な観点から問題を解くことで、算数の力をつけることができます。
算数の力とは、あらゆる角度から考え抜く力とも言えます。